消臭剤・柿渋抽出物製剤「パンシル」とは?

柿またはカキ渋には、古来より様々な効用があることが知られ、生活の知恵として利用されてきました。例えば渋紙は押入れや畳の下に敷き防湿防虫効果を求めたり、木材の防腐にも利用されていました。また柿の葉寿司は柿の抗菌性と消臭性を利用したものです。カキ渋は日本酒製造時の清澄剤として今も多く使われています。
柿タンニン(ポリフェノール化合物)の微生物抑制効果は緑茶タンニンに比べ数倍高いという研究成果が得られています。柿タンニンは右図のように大きな構造式を持つ縮合型タンニンで数多くのフェノール性水酸基(-OH基)と各種悪臭成分が科学的に結合して、消臭効果を発揮するものと考えられます。